「ゾーン30」の整備について

​「ゾーン30」とは・・・

生活道路における歩行者等の安全な通行を確保することを目的として平成23年から推進している対策で、区域(ゾーン)を定めて最高速度30キロメートル毎時の速度規制を実施するとともに、ハンプの設置等の対策を必要に応じて組み合わせ、ゾーン内における速度抑制や、ゾーン内を抜け道として通行する行為の抑制等を図るものです。

生活道路対策の必要性

全国で見ると、交通事故は車道幅員に関わらず10年前と比較して40パーセント以上減少しています。
しかし大阪では、車道幅員5.5メートル以上の道路での交通事故が50パーセント以上減少している一方で、生活道路と考えられる同5.5メートル未満の道路での減少率は14.9パーセントにとどまっています。
また、車道幅員5.5メートル以上の道路と比べて、同5.5メートル未満の道路では、歩行者と自転車の死傷者の割合が高く、全体の4割以上占めており、生活道路対策が課題となっています。

車道幅員で見た交通事故の発生状況のグラフ

「ゾーン30」 Q&A

Q1 なぜ30キロ規制なのですか?

A1  次のグラフのとおり、自動車と歩行者が衝突した場合、自動車の速度が時速30キロを超えると、歩行者の致死率が急激に上昇します。
このため、生活道路を走行する自動車の速度を時速30キロ以下に抑制することとしたものです。

自動車の速度と歩行者の致死率のグラフ

Q2 どのような区域を「ゾーン30」として整備しているのですか?

A2  地域の皆さんのご要望や交通量・交通事故の発生状況等をもとに、主として生活道路や通学路が集まった区域に「ゾーン30」の整備を進めています。

Q3 「ゾーン30」はどれくらい整備されているのですか?

A3  「ゾーン30」は、平成28年度末までに全国で3,105箇所を整備しています。
大阪府内においては、216箇所を整備しました。

Q4 「ゾーン30」の整備効果はどうですか?

A4  平成25年度及び平成26年度に大阪府内で整備した「ゾーン30」43地区のうち、道路管理者と連携した取組を行った13地区においては、整備前後の各1年間における交通事故発生件数を比較したところ28.3パーセントの減少が見られ、交通事故防止に効果があることが確認されています。

Q5 道路管理者と連携した取組とはどのようなものですか?

A5  大阪府内では主に区域内の最高速度30キロメートル毎時の区域規制や、路側帯の設置・拡幅、車道中央線の抹消、カラー舗装やイメージハンプ及び交差点マーク等の設置を実施しています。
今後は、ゾーン内における更なる速度抑制や通過交通の抑制を図るため、ハンプや狭さくといった物理的なデバイスの設置を取り入れた「ゾーン30」の整備を推進します。

「ゾーン30」における主な対策内容

~対策のポイント~
○ ゾーン内における走行速度の抑制
○ 通過交通(抜け道としての通行)の抑制・排除

対策内容の画像

速度抑制のための整備事例(大阪府内)

事例の画像