交通安全教育班

レッツ・トライ!交通安全教育

交通安全教育(高齢者編)

シナリオ「車の特性」

NO、9 高齢者 「車の特性」(シナリオ)を紹介します。
交通安全教育 高齢者編 
高齢者を交通事故から守るためには、地域ぐるみの活動が大切です。地域の皆さんは日常生活の中で高齢者への声かけや安全誘導等をお願いします。また、車を運転する際には、歩行者や自転車などの動きに十分注意しましょう。
家族、地域ぐるみで高齢者の交通事故を防ぎましょう 。
「車の特性」シナリオ
今回は、現場で交通安全教室を実践するための「車の特性」シナリオを紹介します。
準備物
ピストラマ(道路図)
道路図で使用する部品、歩行者、自転車、車両用信号、歩行者用信号、車(乗用車、トラック等)、矢印2本、ウインカー
みなさん、こんにちは。
今日は、車の特性の事故事例2つを紹介したいと思います。
1つ目は、運転手が見落としやすい危険な場所
2つ目は、車の死角に入った場合
の事故事例です。
まず、運転手が見落としやすい危険な場所です。
交差点で右折しようとする車の運転手は直進する車やバイクがいないか確かめます。
この交差点を見てください。直進しようとするバイクがいます。車の運転手はバイクが通り過ぎるのを待っています。そして、運転手が横断歩道上を見ると歩行者1が立ち止まっています。運転手はバイクが通り過ぎたら右折できるだろうと思いました。
直進のバイクが通り過ぎました。歩行者1は歩道上で立ち止まったままです。車の運転手は直進してくる車はなく、歩行者1も横断しようとする様子がないので、右折できると判断して急いで右折を始めました。しかし、そのとき運転手は横断歩道を渡っている歩行者2に気がついていません。
右折した運転手は直前で歩行者2を発見し、急ブレーキをかけましたが、間に合わず横断歩道上で歩行者2と衝突しました。
どうしてこのような交通事故がおこったのでしょうか。みなさんは青信号で横断歩道を渡っていたら、車が止まってくれるから安全だと思っていませんか。
道路図の赤い三角の部分は、右折する車の運転手が見落としやすい危険な場所です。右折しようとした運転手は直進する車やバイク、歩行者1に気を取られ、横断する歩行者2に気づいていなかったため、このような交通事故が発生したのでしょう。車の運転手は横断している歩行者を見落とすことがあるかもしれません。
青信号で横断歩道を渡っているときも、車の動きに十分注意しましょう。
次は車の死角に入った自転車の交通事故事例について説明します。
トラックが交差点を左折しようとしています。トラックの運転手は、横断歩道の向こうにいる歩行者を見ましたが、渡ろうとする様子はありません。
そして、横断歩道上には他に歩行者や自転車はいません。
トラックの運転手は交差点を左に曲がり始めました。
その時、自転車がトラックの後方から交差点をまっすぐに渡ろうと近づいてきました。自転車はトラックが止まってくれるだろうと思っていました。しかし、トラックの運転手は前方の歩行者には注意していましたが、左後方から近づいてくる自転車には全く気づいていません。
トラックの運転手は左後方の自転車に気づかず交差点を左折したため、自転車と衝突し、車体に巻き込んでしまいました。
どうしてこのような交通事故がおこったのでしょうか。車の運転手は左折時、前方や左後ろの安全確認をしますが、見えない部分があります。
これを「死角」といいます。
自転車がトラック左側の赤色部分「死角」に入ったため、運転手は自転車に全く気づかず左折しました。車にはどうしても見えない部分があることを理解し、交差点を渡るときは車の動きに十分注意しましょう。
また、車が曲がるとき、前輪より後輪の方が内側を通る内輪差にも注意しましょう。内輪差は大きな車になればなるほど大きくなります。交差点を渡るとき車道のすぐそばで信号待ちすると大変危険です。車道から離れた建物の近くなど、安全なところで待ちましょう。
次回は「交通事故に遭わないために」反射材の活用を紹介します。