各部門の警察官からのメッセージ

第一機動隊 巡査部長

1 担当業務について教えてください。

私は、第一機動隊の訓練装備係で訓練指導を担当しています。
機動隊には、ダイブレスキュー隊やNBC初動措置隊、レンジャー隊等の機能別の専門部隊があり、私は主にダイブレスキュー隊と救出救助に関する訓練を担当しております。
ダイブレスキュー隊とは、海や河川の水難事故において溺者を捜索救助したり、水中に投棄された証拠品を捜索する部隊で、私はその部隊員に対して指導を行っています。
救出救助に関しては、広域緊急援助隊という部隊が有り、自然災害や人的災害の現場において倒壊家屋や埋没車両・事故列車等から被災者を救助するというものです。
何れも自分自身にも危険を伴う任務です。

2 警察官を目指した理由は?

私が警察官を目指したきっかけは、父親の存在からです。
私の父も大阪府警察で勤務しているのですが、父は少年事件の捜査員という仕事をしながらも、帰って来れば家族に優しく、時には厳しく接し、自宅では仕事の愚痴や不満をこぼす事なく、仕事のやり甲斐だけを話し聞かせてくれたりしていました。
また、私が希望した習い事や進路等について反対する事なく全て応援してくれました。
私は、そんな父親を幼い頃から見てきて、尊敬し憧れ、就職活動の時期になり父親と同じ仕事をしてみたいと強く思い、警察官になる事を決意しました。

3 印象が残った取扱いについて教えてください。

印象に残っている取扱いは、幼い子供が海へ転落した水難事故です。
当隊のダイブレスキュー隊は、現場へ出動後、隊員が潜水して捜索し、私はその指 揮班として捜索活動に従事していました。私達は、一刻も早く見つけ出し助けてあげたいという思いで一丸となり、一生懸命捜索しました。しかし結果は残念に も、発見時は息をしておらず、その姿を見て心が痛み、全身の力が抜ける思いでした。

4 警察官のやり甲斐について感じるところを教えてください。

警察の仕事は非日常的な出来事に対応する事が多く、従って容易に片付くような内容の取扱いはほとんど有りません。
だからこそ一つ一つの仕事をこなした後の達成感はひときわ大きく、また多くがチームプレイでの取扱いである為、複数人で同じ達成感を共感出来るところがやり甲斐に繋がるものです。
また、現在の担当業務でいえば災害や水難事故現場において被災者等を救助すべく、現場を想定した訓練を日々行っている為、その結果、実際の現場でその成果を存分に発揮する事が出来、良い結果に繋がった時は、私のやり甲斐になっています。

5 「大阪府警と言えば?」連想する言葉とその理由について。

私は、「絆」という言葉を連想します。
警察官の仕事は多種多様な職務内容があり、自分一人で業務を進めることは難しく、上司や先輩、同僚等と連携 して仕事を行うことが重要です。また、任務を全うするには家族の理解が必要ですし、府民との信頼関係があってこそ、府民の安心・安全を確保することができ ると私は考えます。
このように人と人を結ぶ「絆」が警察には欠くことができず、特に大阪府警察はこれを重視していることから選びました。

6 警察官を目指している皆さんへのメッセージ

正義感が強い」「人の為に働きたい」という方は警察官という仕事に人生を捧げてみませんか。
警察官は、他の仕事に比べて幅広い職種があるので必ず自分に合った内容の仕事が見つかると思います。
中でも、体力に自信がある方はぜひ機動隊を希望して下さい。共に厳しい訓練を乗り越え、良い汗を流して更なる強靱な体力を身に付けましょう。
皆さんの熱意を、今後起こりうる大災害等の現場で人の命を助ける為に必要としています。